競争社会

自分は会社などにおける出世競争などがまるっきり嫌いなわけではないらしい。いつも気が付くとそういう位置に身を置いているので、多分どちらかというと好きなんだろうと思う。

しかし競争というのはとにかく疲れる。業績を上げ、それをアピールしつつ上司にも適度に媚び、競争相手の失敗をポジティブに批評しつつダメージを与えと、兎に角くだらない毎日なのだ。当然醒めてしまう日もあればイヤになってしまう日もある。負けてる時は最悪だし、社内政治の風向きで追いやられてしまう日もある。

長年こうした中に塗れてきたのだが、思わず「当たり前田のクラッカー!」と膝と叩いてしまうような記事にネットで出会った。(古いですかそうですか)sivadさんという方の「赤の女王とお茶を」というブロクにある「競争について子供に教えるべき3つのこと」「「強者」の必勝法は常に二つ」という2つの日記である。以下は「「強者」の必勝法は常に二つ」からの引用:

一つめ、「分割して統治せよ」。

貴族しかり、武士しかり、上位に位置する「強者」というものはその他の「弱者」の総和から見れば微々たるものです。つまり「団結した弱者」には敵わない*1。そこで、「弱者」をグループ分けし、できるだけ反目したり、見下しあったりするように仕向けるのです。


まったくこの人のおっしゃる通りで、俺なんか要するに反目し合ったり見下し合ったりしてる弱者なわけだ。そして俺の上司も部下も実は同様で、こうやって食物連鎖が続いているわけだ。

こんなことは分かっていたけど、こうしていざ文章で読むとますます日常が虚しくなるのであった。