バージニア工科大:惨劇の兆候と周到な準備
調査が進むにつれ、2005年頃から学校も地元の警察もチョ・スンヒの異常行動を認識していたことがわかってきた。ここまで事前に兆候があり、その報告を受けながらも具体的な措置をとらなかった大学や警察に批判の声が上がりつつある。
今まで拾い読みした中でも:
- 精神的に不安定なためカウンセリングを受けるよう教授陣から指導を受けていた
- 女性を2度に渡りストーカーし通報された
- その後精神病院に一時的に強制入院した
- 英文学の授業では、自己紹介の際に黙ったままで、名簿に名前を書かず、クエスチョンマークを書いただけだった。学生らも「クエスチョンマークキッド」と呼んでいた。
- 講義中に教室内の女学生の写真を机の下から撮影した
- 詩や脚本などの創作の講義で不気味な書くなど不安定な精神状態を示す兆候がみられた
- あまりの気味悪さに講義時間に彼が入って来たら多くの学生が席を避けた。70人にクラスに7人の生徒しか出席しないほど気味悪がられていたという。
この間、特に英文学の教授らは彼が破壊的な行動をとったり、あるいは適切な治療が受けられるよう、何度となく学校側に報告を続けていたことが明らかになった。特に一人の教授は親身になって個人授業を行い悩みを聞いてあげようと勤めたらしい。ルームメイトらもストーカー行為を警察に通報するなどしており、警察も大学側も十二分に報告されていたことが分かった。
このチョ・スンヒという青年は自分を止めてほしかったのはないだろうか...
何が彼に決意させたのかは分からないが、彼は1ヶ月ほどかけて用意周到に準備したようである。銃器を購入し、射撃を練習し、ホテルに宿泊して犯行声明のビデオを作成し,,,, そして虐殺に至った。